満栄工業株式会社 ~水と空気とこどものために~

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2021/09/02 FAX使ってます

弊社では、今現在も日々、FAXを使っています。


去る6月、霞が関でのFAX使用を月末で原則廃止する方針が、行政改革担当大臣から発表されました。

一方、満栄工業では、21世紀のインターネット全盛のこの時代に、FAXを毎日バリバリ使っています。

日々、数十通を受信し、同程度は送信(返信)していますが、これは『時代遅れ』なのでしょうか?


アメリカのIT系調査会社によると、現在でも全世界で4000万台以上のFAXが使用され、毎年、数百万台ものFAX機器が『新たに購入』されているそうです。購入数が多い国は、アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリスとのことで、どれも先進国です。

インターネットを生み出したアメリカが最も購入しているそうです。FAXは全くもって『現役バリバリのIT機器』と言えるのではないでしょうか?


弊社の場合、お客様以外にも、原料や製品を運送していただく『運送会社』様と頻繁にFAXをやりとりしています。

そのような会社の営業所は、何台もの大型トラックが駐車・出入りするためのスペース、物品を一時置きする倉庫スペースを必要としますので、必然的に広い土地が確保できる地域に立地しがちです。

そのような立地の場合、電話はあってもネット環境を確保することが難しい場合があります。

最近では電話線を利用したネット回線(ADSL)のサービスが終了したりなど、ますますネット環境確保が難しくなってきているのかもしれません。


また、FAXで済む情報のやりとりのためだけに、ネット環境、パソコンやメールを導入し、それらを使うための場所を用意し、扱える人材を確保するのはコスト的に見合いません。


一方で、FAXなら電話回線さえあれば格安&場所もとらずに導入でき、文章だけでなく図や写真もやりとりできるのに、パソコン操作にうとい世代でも難なく扱うことができます。まさしく先進各国も安心・安定して使い続けられるIT機器なのだと思います。


ところで、毎日数十通も受信するFAXを全て紙だけで取り扱うのは難しいのが現実です。

弊社の場合、FAXを受信する複合機(コピー機)の機能で、受信したFAXを『PDFファイル』に変換してパソコン(サーバー)に保存しています。


そして、受信したFAXを送信元の社名で表示した一覧を自動的に生成するソフトを社内で作成し、メールソフト(Outlook、Thunderbirdなど)で見ることができるようにしています。


更に、サーバー内に保存するPDFファイルを『FAXの送信元別』に分類し、対応するフォルダーに自動的に振り分け、整理する手間を省く仕組み(ソフト)も社内で作成して運用しています。

その仕組みでは、送信元がFAX番号を『非通知』にしていると、そのままでは送信元を特定できず振り分けられないので、今流行りの『AI』で画像を分析し、送信元を推測して振り分けています。


このように、弊社では少しでもFAXの取り扱いが楽・スムーズになるようにしていますので、当面はFAXの使用が続くと思います!


リンク:
ファクシミリ – Wikipedia
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